LT研修 報告(第3回研修・青年研修会)

 ナショナルコンファレンス2018から2週間後の317日から19日間の3日間、青年研修会にLT研修の一環として参加させていただきました。

 研修前日の16日、宿泊ホテルでのオリエンテーションで3日間ともに研鑽を積むグループメンバーが発表され、私は班長という大役を仰せつかりました。

 初めてお会いする方々とみっちり3日間の研修。うまくコミュニケーションとれるだろうかと心配でしたが全くの杞憂でした。みなさんさすがお茶人で細やかに気を配ってくださり、朝ホテルのロビーで集合しご宗家までの道のりから学びの連続でした。

 さて肝心の研修ですが、茶道会館の清らかな空気のなか新鮮な気持ちで臨むことができました。点前や客の動作はもちろん、点前や道具の背景なども業躰先生にお話しいただき今まで「何となく」行っていたこと一つ一つに理由があったことを知りました。

 そして一番身に染みたことは挨拶の大切さです。

 お点前を見てもらう前のご挨拶、お付き合いいただくお客様役へのご挨拶、お水屋の先生へのご挨拶。

 普段お稽古するときは同じお社中の仲間だから…とおろそかにしていた自分に気が付きました。

 こんな初歩的なことに研修会に参加しないと気が付かなかった自分が恥ずかしく、これからのお稽古や日常生活でもこの学びを生かしていきたいです。

 3日間の研修で得たものは友情、挨拶の大切さ、ひざ痛、でしたが先に挙げた2つはこれからもずっと身にとどめておかなければ…と心に刻みました。

藤川由佳里                               

LT研修 報告(第2回研修・NC2018)

 今回リーダーシップトレーナー出向員として3/1の前日準備から参加させていただきました。大規模な大会の裏舞台に参加でき非常に学びの多い4日間でした。

 2日目のコース別研修では祇園一力亭での女将の講話、芸舞妓さんによる舞を鑑賞させていただきました。一見さんお断りとのことで撮影ができませんでしたが、SNSで写真がすぐに共有できる昨今において貴重な経験をさせいただいたと感じております。

 さて、4日間を通して最も印象深かったのは初日のデービッドアトキンソン氏の「伝統文化が果たす役割」についてのご講演です。氏はゴールドマンサックス証券で経済アナリストを務める傍ら99年に裏千家へ入門、現在は国宝の修繕などを手掛ける小西美術工芸社の社長でいらっしゃいます。

 ご講演の大筋としては伝統文化とはその国のアイデンティティであり、それを守ることは国民の義務であるということでした

 小西美術工芸社では文化財の修繕等を手掛けておられますが、文化財1件当たりの年間予算は200万円程度とのこと。このままでは修繕どころか現状維持でもままならないと経産省に陳情したが、福祉予算優先、しょせん文化財など生活には直結しない趣味の範疇と取り合ってもらえなかったそうです。そこで氏は文化財の観光資源としての存在意義を経済的に証明し、投資すれば地域へ貢献できると、観光面から再度アプローチを行い、年間1000億円の予算を1115億円へと増やすことに成功したそうです。

 また、講演を通して「文化は使わないとすたれてしまう」ということ幾度となく仰っていました。

 

・クリスマスツリーを飾るのに、門松を飾らない日本人。門松を作る人がいなくなってしまう。

 ・レンタル着物で街をぎこちなく歩くカップル。着物の歩き方という文化はなくなってしまうのか。

 ・畳の部屋があるのに毎年畳替えをしない人。儲からない仕事じゃ畳屋のなりてがいなくなる。

 ・お茶を習っているのにお茶事をしない人。お稽古のためのお稽古になっていないか。

 

と、とにかく耳が痛いような核心を突くお話ばかりでした。

 氏のように一畳台目のお茶室で3名×100回のお茶事をするのは到底まねできそうにありませんが、お稽古のためのお稽古ではなく、お客様に喜んでもらえる「お茶」ができるよう精進しようと決意を新たにいたしました。

LT研修 報告(開講式・第1回研修)

キリリと冷たい風が吹きつける京都に於いて2月3日、4日の両日、第31LT研修の開校式及び第一回研修会が開催され全国各地の青年部から出向した29名が参加いたしました。

 1日目の開校式では坐忘斎お家元の代理として敬史様より「研修に参加させてもらえることに感謝をして、しっかり学んでください。あまり緊張しすぎては学べるものも学べません、程よくリラックスしていつものお稽古よりちょっと背伸びをしてください」と激励のお言葉をいただきました。また、出向員の代表として加納明里さん(石川青年部)に委嘱状が手渡され、判治宏行さん(浜松青年部)が宣誓を行いました。

 その後、平成茶室にてお呈茶をしていただき一碗を頂戴いたしました。お掛物には「時時勤払拭」。時時とはときどき(sometime)ではなくつねに(anytime)の意であり、「常に心を磨くことにつとめなさい」とのお家元からのメッセージであるとご説明いただきました。

 15時からは裏千家学園の教室に場所を移し、関根秀治淡交会副理事長様より青年部の意義やそれぞれが目指すべきリーダーの在り方についての講義を受けました。夜には親睦懇親会の席も設けていただき、昼間の緊張感から放たれ和やかな時間を過ごすことができました。

 

2日目は午前中より大徳寺の金毛閣を拝観いたしました。長谷川等伯の天井画に利休居士の立像、永い永い時を刻んできた楼門そのものを間近に見て、感じることができ、えも言われぬ感動を覚えました。その後大徳寺をあとに裏千家学園で一人ずつ3分間スピーチを行いました、スピーチの内容は様々でしたが「お茶が好き・青年部が好き・みんなに伝えたい!」という共通項があり、短い時間でしたがぐっと距離を縮めることができました。

 

「時時勤払拭」1年間、6回という限られた研修だからこそ、濃密な学びの時間となるような予感がいたします。常に心を磨き研修に臨んでまいります。

 

最後になりましたが、このような貴重な機会を与えてくださったお家元様、先生方、九州ブロックの皆様、地元青年部の仲間たちに心より感謝申し上げます。

 

熊本青年部 藤川由佳里